米政府が、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを来年10月から米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備する方針を日本政府に伝えていることが30日、明らかになった。日本側は容認する方向で、6月下旬に開催する外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で議題となる可能性がある。
オスプレイは、主翼の両端にある回転翼を上に向けた状態ではヘリコプター、前に向けた状態では固定翼のプロペラ機のように飛ぶ新型輸送機。米海兵隊航空計画は、これまで主力だった普天間飛行場のCH46輸送ヘリの後継機として、12年からオスプレイを2個中隊24機配備する計画をすでに公表していたが、日本政府は「正式な通報は受けていない」と説明していた。
オスプレイは開発段階で死亡事故が相次ぎ、騒音問題を含め、配備を懸念する声は沖縄側に強い。同飛行場の同県名護市辺野古への「県内移設」に反対する沖縄側がさらに態度を硬化させる可能性もある。【西田進一郎、坂口裕彦】 続きを読む
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